セルフケアのすすめ
トコちゃんベルトや、ダブル巻きによるケアと同時に、ゴムチューブ体操や、操体法などで骨盤を整えるとなお効果があがります。
特に、骨盤のゆるみだけでなく、ゆがみのある方は、トコちゃんベルトで骨盤を支えるだけでは不足です。日常生活の中に、無理なくケアを取り入れて、元気なからだを作りましょう。
■ゴムチュープ運動
体操用ゴムチューブを使って、体のバランスを整え、筋肉をほぐしましょう。
運動の方法は、トコちゃん商品に同梱されるマタニティケア・ハンドブックや、DVD「妊娠したら骨盤ケアでトラブル解消」で詳しく解説されています。
たとえば
【腰回し運動】
骨盤下部にゴムチュープを巻き、おでこと手を壁につけて、足を肩幅くらいに広げて、腰を回します。楽に回せる方に10回、回しにくい方に5回、また楽に回せる方に10回、回しにくい方に5回、これを繰り返すと、回しにくかった方にも楽に回せるようになります。
この運動をすることによって、骨盤や背骨のバランスがよくなり、腰の筋肉がほぐれ、強く、柔らかくなります。
このほかに、脚のだるさやむくみをスッキリさせる【らせん巻き足踏み運動】や、血行をよくして、肩コリや背中の痛みをやわらげる【肩回し運動】などの運動に使うことができます。
■操体法
操体法とは、故・橋本敬三医師（1897〜1993年）が創案した、健康・治療法体系のことです。
橋本先生は、人はからだ本来のいいバランスを取り戻す力を持っている、と考え、そこにアプローチする体操のようなものを提唱されました。
トコちゃんベルトを考案した渡部信子先生は、橋本先生の操体法に、妊産婦でも実践しやすいようにアレンジを加えて、書籍やDVDで解説しています。
モデルさんが実演している、DVD付き書籍「全身のゆがみがとれる下腹もすっきり」が分かりやすいです。
■フラ正座器で横揺れ運動など
フラ正座器は座面を揺らせる仕込みになっているので、きれいな姿勢で長く座れるだけでなく、骨盤のケアに役立ちます。
DVD「産前産後のママたちへ 妊娠したら骨盤ケアでトラブル解消」の中で、使い方について映像で説明しています。
次のような運動ができます。
【座った姿勢で横揺れ運動】
背筋を伸ばして座ったまま、フラダンスを踊るように横に揺らしましょう。
【骨盤高位の姿勢で横揺れ運動】
骨盤高位の姿勢で、ひざを閉じてゆっくりと、少しだけ左右に揺らしましょう。垂れ下がった子宮や膀胱などを、本来あるべ位置に戻す効果がバツグン！
■ひざベルト運動
最近、ひざを痛める人が増えています。その痛みの原因は、ひざ関節そのものではなく、ひざ周囲にある筋肉や、ひざ関節を支える靭帯です。
最近は、「Ｏ脚お尻のＸ脚」の人が増えています。この体形の人は、ひざの炎症を起こしやすいです。
丈夫で痛みのないひざを取り戻すためには、ひざベルトで、弱った筋肉や靭帯を支えながら、毎日ひざを動かすことです。
運動の方法は、ひざベルトを購入されると付いてきます。
たとえば、こんな体操があります。いずれも、「ひざベルト」をひざに巻いて行ってください。
(1)ひざの曲げのばし
(2)空中自転車こぎ
(3)スクワット
(4)かかと上げ体操 など
