骨盤と子宮の関係性について
赤ちゃんのために、ご自分の子宮や身体のことをもっと知りたいと思いませんか？
骨盤と子宮などの骨盤内臓器の関係について、紹介します。
【骨格系のお話】
私たちの骨盤は、中心に位置する仙骨と、その周りを囲む寛骨という2つの大きな骨からなります。寛骨は、腸骨、坐骨、恥骨が17歳ころに一体化してひとつの骨になったものです。
仙骨の両端と左右の寛骨の接続部には靭帯性の関節があり、前面の方には恥骨が結合した関節、恥骨結合があります。
テレビや雑誌などでもよく骨盤が歪んだり緩んだりしていると良くないと言われていますが、とりわけ妊娠中は、骨盤のゆるみ、ゆがみは、構造的に妊娠機能の低下に関係しますので、マタニティを機会にぜひ関心をもってください。
【妊娠機能の低下を招く「緊張状態」】
想像してみてください。子宮は本来、骨盤帯の中を前後左右に結ぶ靭帯によって、ハンモックのように宙づりになっています。
ところが、骨盤が歪んだり、ゆるんだりすると、靭帯の張りが強くなったり、アンバランスになったりして、緊張が起こります。
ここに、腸などの内臓が下垂してきて重みがかかると、さらに靭帯の緊張が増します。
この靭帯の緊張が、痛みのモトになります。緩んだ靭帯の代わりに頑張る筋肉にも痛みがきます。お尻や恥骨や脚の付け根の痛みや、コムラ返りなども起きやすくなります。
また、骨盤の底には、大腸、膀胱、子宮といった臓器が落ち込まないように支えている、骨盤底筋群という、テント状の筋肉がありますが、骨盤が緩むと、その筋肉が引きのばれ、内臓下垂が起こります。
そして、
- 大腸が圧迫される
- →便秘
- 膀胱が圧迫される
- →頻尿、尿漏れ
- 直腸が圧迫される
- →痔、脱肛
- 子宮が圧迫されると
- ↓
- 腹が張りやすくなり、切迫早産の傾向が強まります。
- 子宮脱(膣から子宮が出てしまう)になってしまうこともあります。
- 子宮の血液循環が悪くなるので、妊娠性高血圧症候群に注意が必要です。
- 赤ちゃんが自由に動けなくなり、心地よくない胎勢になります。
【赤ちゃんが居心地の良い子宮とは】
赤ちゃんが子宮内で過ごす期間は約10カ月ですが、赤ちゃんにとってはヒトまで進化する大事な10カ月ですので、ふかふかで柔らかく、温かい、居心地の良い子宮づくりが大切です。
お母さんのイライラはそのまま赤ちゃんに伝わってしまいますので、ストレスをためないことも大切です。
トコちゃんベルトは骨盤輪の支持を行い、母子ともに快適な状態でマタニティライフを送るお手伝いをいたします。
トコちゃんベルト専門店では、マタニティライフをサポートするトコちゃんベルト・トコちゃんベルト2などの商品を販売しており、サイズもS・M・L・LLからお選び頂けます。
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