産後ママが抱える骨盤や体の悩み
出産を経験された方で、
・身体や骨盤がゆがんでいる
・腰痛や恥骨痛がある
・骨盤が緩んで内臓が下垂している
・尿漏れや痔がつらい
・産後の出血(悪露)が長引いている
など、産後のつらい症状を抱えている方も多いのではないでしょうか。
妊娠初期から骨盤ケアを心がけた方は、産後の回復が早い傾向にあります。
妊娠中からつらい症状があった方は、産後の回復に時間がかかるかもしれません。
出産を終えた体が回復するには、時間がかかります。妊娠性のホルモンによる靭帯のゆるみが回復するのは、少なくとも産後2カ月です。
育児と家事の両方をこなさなければいけないママに、ゆっくり休んでいる暇はないかもそれませんが、骨盤ケアをしながら、無理をせず、赤ちゃんのいる生活を楽しみましょう。
産後ママ特有の体のつらさや、母乳の出の悪さには、骨盤の緩み、ゆがみが大きく関係しています。
【育児で生じる体のゆがみ】
骨盤ケアで、妊娠出産を無事に乗り切った方も、気をゆるめず、産後のケアを大切にしてください。
赤ちゃんの抱っこは、体の前で、が基本。脇に抱っこする場合は、右に抱いたり左に抱いたりしましょう。
(抱っこの仕方の動画)
スリングは、左右の肩に交互にかけるとよいです。
(スリング裏ワザの動画)
授乳時には、どうしても猫背になりがちです。あぐら用クッションや座布団を上手に使って、あぐらか正座で授乳するのがおすすめの姿勢です。
(授乳の動画)
これまでの日常生活ではとらなかった姿勢、たとえば添い乳・添い寝・おむつ替え・入浴などが、ママのからだのゆがみを助長する原因になることもあります。
・中腰で行わず腰を据える
・左右対称の態勢で行う
・背中をまるめずよい姿勢で
・授乳用クッション、快眠枕、あぐら用クッション、座布団などの道具を活用する
などに気を付けてください。
(座り方の動画)
【骨盤と母乳の関係性】
産後の骨盤の状態は母乳に影響はないように思われますが、実は大いに関係があります。
母乳は血液から作られますので、骨盤に緩みや歪みがあり、血行が悪い状態では、質の良い、温かい母乳が生産されにくくなります。
また、おっぱいの裏側にある背骨がゆがむと、周囲の筋肉の働きが悪くなり、自律神経の働きや、血液・リンパの流れが阻害されます。その結果、お乳が滞って、乳腺炎になりやすいのです。
【産後の骨盤ケアをお考えですか？】
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