よい骨盤ベルトとは
■骨盤を固定する位置が適切
骨盤は、洗面器型が理想です。底面積が広くなると、骨盤底筋(骨盤の底を支えているテント状の筋肉)が伸びてしまいます。
この状態は、内臓下垂を引き起こし、尿漏れや子宮脱の原因になります。
ですから、骨盤を支える位置は、骨盤の底でなければいけません。
骨盤上部に力がかかると、テコの原理で底面積が広い形に変形してしまい、腰痛などが悪化します。
骨盤をいい形に整えるために、もっとも効果的な場所を、ピンポイントで支える。これが、よい骨盤ベルトの大切な条件です。
■血行を阻害しない
総伸縮素材(端から端まで伸びる素材)で作られたベルトには、不安があります。
このようなベルトを着けたまま座ったり寝たり、長時間動かずにいると、足の静脈の血行が悪くなり、血液の固まり(血栓)ができやすくなり、足がむくんだりしびれたりすることがあります。
輪ゴムを指に巻き付けて、しばらくしたら、指が紫色に変わったのを見たことがありませんか？
ゴムは徐々に締め付ける力が強くなるため、血液の循環が悪くなるのです。
○血栓症にご注意
特に妊娠中は、血栓ができやすい時期です。
要注意は帝王切開後。足の静脈にできた血栓が肺に流れていき、肺血栓症(エコノミークラス症候群)で突然死する危険が高いため、医療機関ではその予防措置を必ずとっています。
※トコちゃんベルトは、足の血行を悪くしないよう、伸縮素材とほとんど伸縮しない素材を組み合わせ、立っても座っても骨盤を効果的に支えられるように作製しています。
■立ったり座ったりしても、ちょうどよい巻き加減が維持できる
総伸縮素材の骨盤ベルトは、座ると骨盤支持の効果が弱くなるため、強く締め直さないと気持ちよく感じないことが多いです。上でお話したように、強く締め付けると、血行を阻害することが心配です。
逆に、昔ながらの「さらし」はどうでしょうか。
座ったときに締め付け感が強く、つらいと感じる方が多いようです。
■着け方が簡単
これは、大事な要素ですね。
毎日のことですから「面倒」「難しい」と感じるようでは続きません。
昔ながらのさらしを、上手に、ちょうどよい力加減で巻くのは、なかなか難しいものです。毎日、プロに巻いてもらうわけにもいきません。
また、左右に均等に力をかけ、骨盤のゆがみを促進しないようにつけられる、ということも大事。
よく工夫された骨盤ベルトは、簡単に、よい力加減で、バランスよく着けることができます。
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トコちゃんベルトは、たくさんの人が関わり、使用し、何度も改良を重ねた骨盤ベルトです。
安心してお使いください。
